トラネキサム酸の美白効果を10倍高めるイオン導入とは?

こんにちは、美顔器の読みもの編集部です。

イオン導入で試してみたい成分にはビタミンCやプラセンタ、グリシルグリシンなど様々な成分がありますが、その中でも美白効果の高さが特徴の「トラネキサム酸」について今回は解説します。

シミの予防や肝斑などを改善したいと思ってイオン導入器を買った人に特におすすめの成分ですね。

トラネキサム酸は美白医薬品の「トランシーノ」やシミ美白化粧品で大ヒットした資生堂の「HAKU」にも使用されている成分で、臨床結果によってもその効果は立証されています。

このページではトラネキサム酸をイオン導入するとどんな効果が得られるのか、また使用方法やおすすめトラネキサム酸化粧品、クリニックで行った場合の価格などについて解説しています。

 

トラネキサム酸どんな成分?

トラネキサム酸は人工合成されたアミノ酸の一種で、止血剤や抗炎症剤などとして用いられていた成分です。

トラネキサム酸には美白効果もあり、シミの治療への効果が望めることから様々な外用薬や化粧品などに使用されています。

美容だけではなく、歯茎の出血や炎症を改善する効果から歯磨き粉にも使用されている成分です。

 

トラネキサム酸をイオン導入する事で得られる効果

では具体的にトラネキサム酸のイオン導入で、肌にどのような効果が望めるのかについて解説していきます。

 

シミ、そばかす、肝斑の改善

トラネキサム酸にはシミなどの色素沈着の原因となるメラニンを抑制する働きがあります。

メラニンは肌の内部にあるメラノサイトという細胞から生まれます。

本来メラニンは紫外線のダメージから肌の細胞を守るために存在するもので、要はメラノサイトから発せられる防衛本能によって生成されるものなんですね。

メラニンの生成

メラニンが生成されるには、プラスミンやプロスタグランジンという物質の働きが伴うわけですが、トラネキサム酸にはそれらの働きを抑制する効果があります。

つまり、「メラニンを生成させないようにする」のがトラネキサム酸の効果という事です。

またトラネキサム酸の”抗プラスミン効果”によって出来てしまったシミや、色素沈着してしまっているシミなどを薄くして、継続的に使用する事で消すことが可能であると言われています。

トラネキサム酸でイオン導入をすることで通常の塗布よりもシミが薄くなる期間が早まると考えていいでしょう。

 

ニキビ肌にも効果あり

トラネキサム酸には血管を強くしてくれる働きも望めるため、肌の内出血を防ぐ効果を望め、肌の赤みやニキビなどに効果を発揮します。

高い抗炎症作用を持っていますので、白ニキビから鬱血したような茶ニキビ・紫ニキビまで改善することが可能です。

先述のとおり色素沈着にも高い効果を持ち、ニキビ跡の色素沈着にも効果的であるとされています。

ニキビ跡によってシミのようになってしまう場合もありますので、紫外線由来のシミ以外の色素沈着をも改善し、キレイな肌を作り上げることが可能という事ですね。

ニキビ跡にトラネキサム酸を使いたい場合にはビタミンC誘導体もあわせて使うことで効果が倍増するので是非試してみてください。

ビタミンC誘導体とイオン導入

https://biganki-book.com/nikibi/

 

肌のキメを整える効果も

トラネキサム酸の抗炎症作用、抗プラスミン作用によって肌トラブルを改善し、美白・美肌効果を望め、結果としてシミやニキビ跡の色素沈着のないキレイな肌を作り上げることに繋がります。

トラネキサム酸には肌トラブルを予防する働きもありますので、結果として炎症も色素沈着も起こさないキメの整った肌になれるという事ですね。

 

トラネキサム酸の効果を高めるイオン導入の使用方法

トラネキサム酸は分子量がとても小さいのでそのままの塗布でも美白効果が期待できできますが、イオン導入を使うことによってトラネキサム酸を真皮層まで届けることが可能になります。

シミの原因メラニンを作り出すメラノサイトは真皮と接着している基底層という肌の奥に存在します。

この基底層までトラネキサム酸を届けることがイオン導入で肝心な作業になります。

 

トラネキサム酸をイオン導入する場合にはプラスとマイナスどちらを使えばいい?

トラネキサム酸をイオン導入する場合には化粧品のpHにより異なります。

トラネキサム酸を含んだ化粧品がアルカリ性の場合にはマイナス、酸性の場合にはプラスでイオン導入しますが、中性の場合にはイオン導入することはできません。

トラネキサム酸自体は弱アルカリ性なので水だけで希釈されている場合にはマイナスでイオン導入が行えますが、酸性の溶液が使われている場合にはトラネキサム酸は酸性になるためプラスでイオン導入します。

お持ちのトラネキサム酸化粧品がアルカリ性か酸性かはおそらく説明書にも書いてないのでメーカーに直接聞くか、リトマス紙を使って調べるとよいでしょう。

トラネキサム酸をイオン導入をする場合にはマスクシートやコットンにトラネキサム酸化粧品を含ませてイオン導入をするようにしましょう。

トラネキサム酸に限った話ではありませんが、顔やイオン導入器に直接化粧水を塗って使う事は肌の局所に電気が集中して危険です。

多少大目に化粧水を使うのは肌への投資だと思ってしっかりとマスクやコットンを使うようにしてくださいね。

 

トラネキサム酸をイオン導入する際の注意点

トラネキサム酸は医師免許のもとに扱われるデリケートな成分であるため、防腐剤などを使用せずに使えるのは美容外科などに限られてしまいます。

トラネキサム酸が配合されている化粧水や美容液も存在しますが、それらは防腐剤を含んでいるため、イオン導入には向きません。

なぜなら、イオン導入は美容成分だけを選りすぐって導入してくれるわけではありませんので、防腐剤の成分までも肌に浸透させてしまい、肌トラブルの原因となってしまうからです。

そのため、家庭用のイオン導入美顔器でトラネキサム酸配合の化粧水や美容液は使用しないように注意が必要です。

イオン導入でつかえる医療機関向けのトラネキサム酸化粧品はこちらで紹介しています。

イオン導入化粧品

 

トラネキサム酸をイオン導入する際の価格

トラネキサム酸をクリニックでイオン導入する場合の価格は、1回につき5000円~10000円ほどとされています。

イオン導入の性質として、余分な角質を取り除くピーリングを併せて行うことで効果が高まりますので、受ける際はケミカルピーリングを併用することが有効です。

その場合は約5000円ほど価格が上がるとされており、10000円~15000円ほどの価格が目安とされています。

イオン導入は1回受けただけで効果を得られるというわけではなく、週に1回、長くても3週に2回ほどのペースで受ける事が良いとされているため、少々費用が嵩んでしまうのがネックと言えるでしょう。

 

トラネキサム酸の副作用について

トラネキサム酸は内服する場合にはいくつか注意点があります。

トラネキサム酸は止血剤としての作用を持っているため、循環器系の疾患(心筋梗塞・脳梗塞など)を持っている方は使用を避けたほうが良いとされています。

イオン導入に関しては副作用は無いと言われています。

トラネキサム酸を用いたイオン導入で肌の赤みなどの炎症が起こる場合は、先述のとおり、自宅で防腐剤を含む化粧水などを導入したことなどが原因として考えられ、トラネキサム酸が原因ではない可能性が高いです。

万が一そういった症状が起こった場合は、早めに医師などに相談してみましょう。

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